デザイン思考の道具箱を読んだ
だんごゆっけの平和な話やwada.fmで取り上げられていたデザイン思考を学んでみようと読みました。著者の奥出氏はデザイン思考をカスタマイズして創造のプロセスとして紹介しています。
デザイン思考の道具箱: イノベーションを生む会社のつくり方 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: 奥出直人
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2013/11/08
- メディア: 文庫
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デザイン思考とは
iPodを作るときや任天堂のWii、IDEOというすごいデザインコンサルが使っている、商品やサービスの設計フレームワークです。(著者はすべての分野に応用できるとしています。)これを使えば、ユーザが認識していない問題(フォード社の顧客に聞けばより速い馬を求めた、みたいな話)を発見して革新的ソリューションを提供できます。
気になったところ
実際の手法については以下記事にあるので、省略します。(めんどくさいだけ)ここでは個人的に気になった点をピックアップします。 創造のプロセスでプロジェクトを回そう!
ビジネスモデルもデザインする。
デザインというと、UIの設計、広くは商品やサービスの設計が主なのかなと思いがちですが、ビジネスモデルも必要です。これはTwitterやtumblrのような多数のユーザーに使われているサービスもお金を稼ぐことに関しては苦労していること。一方、サービス規模は小さいけどある程度のお金を稼げてるサービスもあることから納得しました。最初からビジネスモデルをデザインし小さい規模のサービスでもスムーズにお金を稼げるのかな?と思います。
リーンスタートアップとの違い
リーンスタートアップもサービスデザインのフレームワークです。比較すると、リーンスタートアップはよりサービスデザインにフォーカスし、創造のプロセスはより広い範囲を扱っていると感じました。創造のプロセスでは組織でのイノベーティブなサービスの作り方、ビジネスモデルも内包している気がします。
さいごに
この本では、ビジネスモデルもデザインすることの重要性は問われていましたが、具体的な方法論まで落とし込まれていませんでした。そこらへんの方法論があれば最高なんですが、それはかなり難しいよなーと思います。
サービスを作る際はビジネスモデルまで考えられたサービスつくりたいです。